pick up vol.01

pick up vol.01


東京は荒川区町屋、下町の風情がまだまだ感じられる中に異彩を放ちつつ佇むライフスタイルショップ「ANIMA GARAGE」が「暮らしを哲学する花屋」というコンセプトを紐解き、感度の高い皆さまに”いま旬”のコンテンツをお届けする企画となります。
今回は、ご自宅でも簡単に楽しめる空間づくりと花瓶に焦点をあてた内容となります。

”照らす”と”灯す”

「日本の照明は
とにかく明るい。」
これは、「うちはどれだけ省エネで明るさを再現できるかを追求してます!」と某有名企業の展示会で営業さんが熱心に話してた事を今でも覚えています。日常生活をする上で当然のことで、単純に日が暮れれば、見えないものをはっきり見るためには必要不可欠な明かりだといえます。しかし視点を変えて「全体の空間を楽しむ」ことに意識をすると「必要なところを照らす」のではなく、「灯す」ということの豊かさを感じることができます。
この意識こそが、ご自宅に今あるお気に入りのインテリアをより好きになれるコツなのかもしれません。

 

”灯す”とは、
自然に入り込む陽射しも、そのひとつです。この自然の光によって花瓶が自分の想像もつかなかった色味風合いに変化してくれることもあります。

「 何気ない日常の切り取りに一輪挿しと陽射しを取り込んだ花瓶」
flower vase:kbn-21 <sold out> 
そして落ち着いた雰囲気のカフェの空間やご自宅でも簡単に”灯す”を感じることができます。例えば、個人店に多い店内の照度を暗めに設定しているカフェ。スターバックスのようにPCを持ち込んで仕事をしたり、読書をするには暗すぎる...。そこでは、一人でボーッとしに来たり、誰かとゆったりおしゃべりをしに来る方が多いですよね?
お店のオーナーや店舗デザイナーは明るさや灯し方を巧みに利用して、”照度でお客様の行動を制限する”ということやっているんです。
そして、それはご自宅でも簡単に”灯す”を演出することができます。それは、電球を変えてみることです。
 「 普段の生活でLED電球で照らした場合」
「白熱球により灯した場合」
flower vase:KBN-039
 少しずつ簡単なことから”暗さを灯す”空間を作り出していくことによって普段の生活では見えなかったインテリアの風合いや温かみ、そして、ある”違和感”を感じることができるのかもしれません。

「灯と花瓶」


flower vase:KBN-015

もし、暗さを演出したときに違和感を感じた際には1点付け加えるのもオススメしています。灯と花瓶は親和性が非常に良く、自然に入る陽射しや意図的に”暗さを用いた”灯で楽しめる花瓶を季節に合わせて涼し気なセレクトをしてきました。

大ぶりの花瓶は花を活けるだけではなくインテリアの一部としても。
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